近畿大学「ものづくり工房」見学会 報告
近畿大学の「ものづくり工房」を見学してきました。
工房をご案内してくださったのは、理工学部の原田先生と西籔先生。
原田先生は「近大 金型プロジェクト」で製作した「金型磨きロボット」を披露してくださいました。
(「金型磨きロボットは、テクノメッセ東大阪2015」でも展示されます。)
この金型磨きロボットは、プラスチックの射出成型用金型の中磨きまでの仕上げが可能なのだそうです。
この「近大金型プロジェクト」では、金型設計から製造評価までを一貫して行うそう。
また、西籔先生の方は、炭素繊維プラスチック( CFRP)の量産、再利用のための技術を開発されています。
ここではリサイクル性の高い熱可塑性炭素繊維プラスチック(CFRP)の実用化を目指して要素開発を行っているそうです。
金属とCFRPのハイブリッド技術によって、これまでの金属加工の技術を生かしながら、樹脂のメリットも活かせます。そのためには製造業の現場でも、さらに技術の研鑽が必要とされます。
それによって、マテリアルを地産、地消、そして地再が当たり前の時代がやってくるのかもしれません。
たくさんの刺激を受けた見学会でした。
原田先生(理工学部 地域連携先端研究教育センター)
金型磨きロボットの説明をする原田先生。
金型磨きロボットのアップ。
工作機を説明する西籔先生。
汎用プレス機に、オリジナルの加熱搬送機を取り付けたマシン。
プレス機と熱搬送機が稼働する様子。